<Header>
<Author: 蘇味道>
<Title: 使嶺南聞崔馬二御史竝拜臺郎>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 廣に在りて崔馬二御史が 竝びて相臺に登るを聞く>
<BookPage: 262>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
振鷺齊飛日，
遷鶯遠聽聞。
明光共待漏，
清鑒各披雲。
喜得廊廟舉，
嗟爲臺閣分。
故林懷柏悅，
新幄阻蘭薰。
冠去神羊影，
車迎瑞雉羣。
遠從南斗外，
遙仰列星文。
<End Poem>
<Translation>
お二人が御史臺の官にあっておつとめになっていると思ったら、たちまち郎中の職に榮進されたということを、遠く廣州の地にあって聞いた。これからは建禮門に宿直されて、曉の時刻をうかがって明光殿に出仕されることになった。むかし晉の樂廣が尚書郎になったとき、その風采が颯爽としていて、まるで雲霧をひらいて青天を見るようだと人々が感心したというが、まさしくそのとおりで、お二人に人望が集まること思われる
お二人が抜擢されて廟堂の議にあずかることになったのは喜ばしい限りだが、このわたしは臺閣の一員でありながら役所が別になって行動を共にできないのは殘念至極である。
さて「松が茂れば柏が悅ぶ」という諺があるが、柏樹のうわったもとの御史臺では舊同僚はみなお二人の榮進をよろこんでいることだろう。新任の役所でお二人の颯爽たる勤務ぶりを見ることができないのが心残りである。御史のかぶるいかめしい法冠をぬぎ、むかしの蕭芝が筒書郎になったときのように登廳、退廳の際にはめでたい雉の群れが車の前に迎えるという光景も想像されるではないか。自分一人この廣州の遠いところから天文を眺めて綺羅星のような諸君の輝かしい姿を想見するのは、慶賀にたえない。うらやましい次第である。
<End Translation>
<Formatted Translation>
お二人が御史臺の官にあっておつとめになっていると思ったら、
たちまち郎中の職に榮進されたということを、遠く廣州の地にあって聞いた。
これからは建禮門に宿直されて、曉の時刻をうかがって明光殿に出仕されることになった。
むかし晉の樂廣が尚書郎になったとき、その風采が颯爽としていて、まるで雲霧をひらいて青天を見るようだと人々が感心したというが、まさしくそのとおりで、お二人に人望が集まること思われる。
お二人が抜擢されて廟堂の議にあずかることになったのは喜ばしい限りだが、
このわたしは臺閣の一員でありながら役所が別になって行動を共にできないのは殘念至極である。
さて「松が茂れば柏が悅ぶ」という諺があるが、柏樹のうわったもとの御史臺では舊同僚はみなお二人の榮進をよろこんでいることだろう。
新任の役所でお二人の颯爽たる勤務ぶりを見ることができないのが心残りである。
御史のかぶるいかめしい法冠をぬぎ、
むかしの蕭芝が筒書郎になったときのように登廳、退廳の際にはめでたい雉の群れが車の前に迎えるという光景も想像されるではないか。
自分一人この廣州の遠いところから天文を眺めて綺羅星のような諸君の輝かしい姿を想見するのは、慶賀にたえない。うらやましい次第である。
<End Formatted Translation>